兵庫・佐用町の学校に残る犠牲者の机 「一緒に進級、卒業を…」(産経新聞)

 豪雨災害で犠牲になった佐用町立幕山(まくやま)小学校1年、井上唯人君=当時(7)=と、同町立上月中学校3年、井●(いど)未晴さん=同(15)=が学校で使っていた机は、豪雨から半年が経過した今もそのまま教室に残されている。同級生たちの「一緒に進級、卒業したい」という気持ちの表れだ。

 井上君は家族4人で避難中、濁流に飲まれたとみられ、一家全員の死亡が確認された。井上君が亡くなって1年生は9人になったが、教室には井上君の机をそのまま残している。矢野博之校長は「子供たちの間で今でも井上君のことが話題にのぼる」と話す。

 井上君の祖父、井上静夫さん(73)は「豪雨のことは思い出したくないが、お花をもってきてくれる子もいると聞き、ありがたい」と言葉少なに語った。

 一方、井●さんはバレー部ではチームのまとめ役だった。有本博道校長によると、クラスの友達が「一緒に卒業したい」と机を残しているという。

 また、車で自宅へ戻る途中、豪雨被害で死亡した養父市立養父中学校3年、片岡誠也君=同(14)=の学校では、3年生の卒業前にPTAの広報誌で片岡君を追悼する欄を設ける予定だ。

 片岡君の人柄や豪雨災害の経緯などを盛りこみ、災害について改めて考えてもらう内容という。

●=土の右上に「、」

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