<八ッ場ダム>上流の堆積物に高濃度ヒ素 国交省、公表せず(毎日新聞)

 八ッ場(やんば)ダム建設予定地の上流にある品木ダム(群馬県六合村)の湖底の堆積(たいせき)物から昨年3月、農地土壌の環境基準の約350倍に相当するヒ素が検出されていたことが5日、衆院国土交通委員会で明らかになった。

 民主党の熊田篤嗣氏が国土交通省に資料請求し、堆積土1キロ当たりに30〜5600ミリグラムのヒ素が含まれていると指摘。ヒ素の農地の環境基準は土壌1キロ当たり15ミリグラムだが、国交省は公表していなかった。

 熊田氏は「八ッ場ダム計画は(品木ダムなどに石灰を入れて水質を改善する)中和事業の結果、再開された。情報操作でダム建設へ議論を誘導したのでは。データを公表すべきだ」と追及し、前原誠司国交相は「ヒ素や沈殿物濃度の情報を公開していきたい」と述べた。

 一方、民主党の中島正純氏は、08年4月〜今年1月に国交省が発注した八ッ場ダム関連工事のうち、1社を残して他の業者が入札を辞退したり、1社しか入札しないなどの「1社応札」が44件あったと指摘。平均落札率が96.11%と高値で落札されており「不自然」と述べた。前原国交相は「しっかり調べたい」と答弁した。【石原聖】

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